2024年 5 月 1 日
商品
TOA株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:谷口方啓)は、2024年4月30日、大規模施設向けラック型非常用放送設備「FS-A2500シリーズ※1」より、非常断24V出力拡張パネルを発売しました。火災などの非常時に、放送エリアと連動した非常制御信号 ※2の制御と出力系統の拡張を可能にすることで、円滑で安全な避難誘導の実現を可能にします。
昨今、建築物の大規模化や複雑化が進み、火災などの非常時に一斉避難による混雑発生時の二次被害や、業務放送の突然の停止による混乱の発生が課題となっています。ラック型非常用放送設備「FS-A2500シリーズ」は、場所や危険度に合わせた放送を行うことができる段階鳴動機能を搭載しており、混雑や混乱を最小限に抑えることができます。
今回発売の「非常断24V出力拡張パネル FS-A2500EM」を本シリーズに接続することで、段階鳴動機能により放送エリアを限定して非常放送を行う際にも、危険度の低いエリアや特定施設の業務用放送設備を止めない運用が可能になります。(火災放送時を除く)
商品名 | 品番 | 希望小売価格 | 備考 | 商品資料 | |
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非常断24V出力拡張パネル | FS-A2500EM | オープン | 電源:DC24V(非常用電源パネルFS-2500DSから給電) 出力端子:10系統 EIA規格 1Uサイズ、システムで最大10台接続可能 |
仕様図 | 商品画像 |
段階鳴動機能と連動して、各テナントに個別設置された音響機器の停止制御が可能です。危険度の低いエリアではアナウンスやBGMなどの業務放送を継続することで、突然の業務放送停止による不要な混乱の発生を回避できます。
設定支援ソフトウェア FS-A2500 Managerにより、放送エリアと連動した非常制御出力設定を可能にします。
特設サイト: https://www.toa.co.jp/products/ss/fs-a2500s/
2022年4月28日リリース:業界初!大型複合施設における安全な避難誘導が可能な、超大規模施設向けラック型非常用放送設備「FS-A2500シリーズ」を発売
https://www.toa-global.com/ja/news/products/202204/news2022-04-28fs
建物全体の非常用放送設備とは別に、BGMや案内放送などを行うため音響機器が個別に設置、利用されることがあります。火災発生時に、非常用放送設備から信号を出力し、これら音響機器を直ちに停止させることで、避難誘導などの非常放送を確実に伝達できるようにします。