ごあいさつ

デジタル技術により、お届けする提供価値を進化させます

代表取締役社長 谷口 方啓

当社は、1934年にカーボンマイクロホンの製造からスタートし、非常用放送設備、案内放送システムなどの業務用音響機器を手がけ、現在は防犯・監視カメラなど映像機器、ネットワーク機器へとその分野を広げています。そして今年2024年には、創業90周年を迎えます。長きにわたって多くの関係者の皆さまに支えていただいたことに、あらためて感謝申し上げます。これまで同様、お客さまが本当に実現したい「安心、信頼、感動」の価値を届けるお手伝いをし、100年、更にその先も社会に必要とされる企業であり続けたいと考えています。

そのために現在注力しているのが、AIなどデジタル技術による提供価値の進化です。例えば公共空間において、監視カメラでとらえた映像から現場の状況を認識し、注意喚起や混雑緩和等、そこにいる人のお役に立てるアナウンス放送を自動でお届けできます。また、自分で簡単にアナウンス音源を作成できるサービス「YUTTE(ゆって)」β版には、キーワードを入力するだけでAIが放送の文章例を提案してくれるメニューを追加しました。単に業務を効率化するだけでなく、今までできなかったことができるDXを実現させたいと考えています。

当社は2025年に開かれる大阪・関西万博に運営参加ブロンズパートナーとして協賛します。ネットワークを介して、パビリオンやイベント会場などに設置された放送設備をつなぎ、非常時の避難指示、熱中症リスクへの注意喚起など、緊急性の高い情報を確実に伝達するための放送を行う統合システムを提供します。また、万博会場全体を「未来の街」のモデルと捉え、新たな情報伝達とコミュニケーションの姿を創造・発信し、未来社会に実装していくチャレンジを進めてまいります。

代表取締役社長 谷口 方啓