H.264圧縮方式採用、フルHD画質のネットワークカメラ「TRIFORAシリーズ」を新発売

TOA株式会社（本社：神戸市、社長：井谷憲次）は、IPネットワーク経由でフルHD画質の高精細映像を配信する防犯カメラシステム「TRIFORAシリーズ」を発売いたします。発売日は2014年4月16日です。

TRIFORAシリーズは、LANなどのネットワークに直接接続し、映像の監視・制御を行うセキュリティ用途の映像ネットワークシステムです。発売するのは、カメラ本体が、形状・機能別に8機種、撮影映像を記録・再生するレコーダーがハードディスク容量別に3機種、映像をパソコンで閲覧するための専用ソフトが1機種、カメラ取付金具・関連商品が5機種の、計17機種。年間販売台数は、カメラ全機種合計で、約15,000台を予定しています。

画像圧縮方式には、滑らかな動画を高密度で圧縮するH.264を採用。従来のアナログシステムの約6倍（当社比）にあたるフルHD（1920×1080pixel）画質の高精細映像を、最大30fpsのフル動画で、ライブ表示/記録・再生することが可能です。映像の閲覧は、レコーダーに接続したモニターテレビ（別売）で行えるほか、専用ソフトをインストールしたパソコン上でも行えます。最大でカメラ512台を一括管理するシステムを構築可能。システムの拡張性に優れ、大規模施設の監視用途にも対応します。

＊カメラ単品の実売予想価格は、10万円前後～15万円前後の見込み（取り付け工事費別）

【市場】

商業施設、オフィスビルなどの大型施設、多店舗展開するチェーン店舗などの遠隔監視用途、公園、屋外施設などの広い敷地を持つ施設など。

【商品の特徴】

１）フルHDネットワークカメラ：屋外用3機種、屋内用5機種
屋外用3機種ともIP66対応^注1の防水筐体を採用し、雨のかかる屋外にそのまま設置可能。3倍手動ズームレンズ（バリフォーカルレンズ）と、逆光時でも安定した映像を撮影できる「ワイドダイナミック機能」、夜間になると自動的に白黒撮影に切り替え撮影感度をアップする「デイナイト機能」を搭載しています。機種別では、赤外線LED搭載により照度0lxの暗闇で監視が可能なモデルや、カメラの破損防止のための耐衝撃性能を備えたモデルなどをラインアップ。

屋内用は、全機種「デイナイト機能」搭載。箱型、ドーム型の２種類の形状に加え、「ワイドダイナミック機能」の有無、3倍手動ズームレンズ搭載またはレンズ別売かにより、5機種をラインアップ。

２）フルHD対応ネットワークレコーダー：3機種
最大でカメラ16台を接続し、同時に全ての映像を記録する本システムの専用レコーダー。内蔵ハードディスクの容量別（1TB、2TB、4TBと）に、3機種をラインアップ。H.264画像圧縮方式による長時間録画に対応し、4TBモデルの場合、最大548時間^注2の連続録画が可能です。

３）リモートビューアー（ソフトウェア）：1機種
市販のパソコン上で、映像のライブ表示/記録・再生を行う本システムの専用ソフト。閲覧はネットワーク経由で行えるため、遠隔監視にも対応します。ネットワークレコーダーを最大32台まで一括管理し、最大512台のカメラ映像を一括制御できるほか、ソフトをインストールしたパソコンを追加することで、複数個所での同時閲覧が可能です。

【参考「TRIFORA」の語源】

イタリア語で三連窓を意味する。TOAの新しいネットワークカメラシステムの3つのコンセプト、「信頼性（Reliability）」、「高画質（High image quality）」、「拡張性（Extensibility）」をベースに、新たな窓を開いて行くことをイメージしている。