2025年 9 月 2 日
商品
TOA株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:谷口方啓)は、2025年8月29日に、放送設備の遠隔監視を可能にするリモートオーディオモニター「AI-500MP」を発売いたしました。本製品は、LANやインターネットを通じて、離れた場所から放送内容の確認・保存が可能で、放送設備の保守・監視業務の効率化に貢献します。
近年、設備保守・メンテナンス業務において人手不足が深刻化するなか、特に、放送設備の監視においては、設備設置場所と管理者の執務場所が離れているケースが多く、放送状態の確認作業に多くの手間と時間を要していました。
このような課題に対し、リモートオーディオモニター「AI-500MP」は、パソコンとLANまたはインターネット接続することで、放送設備の音声レベルの表示、音声の確認・保存を遠隔地から実現。施設内の離れた設備や複数拠点の監視業務の負担を大幅に軽減し、省力化・省人化を可能にします。
最大16チャンネルの音声信号を、パソコン画面上でリアルタイムに音声レベル表示、音声の確認・保存をすることができます。LAN接続により、施設内の離れた場所からでも放送状態をモニター可能。さらに、別売のリモートメンテナンスユニットとサービス契約を組み合わせることで、インターネット経由での遠隔監視にも対応し、複数拠点の一括管理を実現します。
パソコン接続により、最大3日間の音声レベルログを保存可能。保存されたログはグラフ形式で表示され、過去の放送履歴を視覚的に確認できます。これにより、異常発生時の原因特定や、定期点検時の履歴確認が容易になり、保守業務の効率化に貢献します。
従来のモニターパネル「MP-16」と同様に、本体前面のLEDメーターにより、各チャンネルの音声信号レベルを即座に確認可能。さらに、内蔵モニタースピーカーおよびヘッドホン端子を搭載しており、選択した1チャンネルの音声を実際に聴いて確認することができます。これにより、放送前の音声チェックや、放送先への送出状況の目視・聴覚による確認が可能となり、現場での作業性が向上します。