2021年 9 月 1 日
商品
TOA株式会社(本社:神戸市、社長:竹内一弘)は、2021年8月31日に、多機能ドライブユニット N-V5050P1、およびマルチビデオエンコーダーN-V5020-1を発売しました。これらの商品では、AHDカメラなどのアナログカメラの映像を、ネットワークカメラシステムの映像として伝送でき、ネットワーク上のパソコンなどで監視することが可能になります。また、N-V5020-1では、パソコンなどのHDMI信号も変換でき、ネットワークカメラと同じ映像信号として伝送することが可能となります。ネットワークレコーダーに接続すれば、これらの映像の長時間録画も可能です。
今や社会の安全・安心に欠かすことができない防犯カメラシステム。現在はネットワークカメラシステムが主流となっている一方で、LANケーブルでは対応が困難な長距離エリアやエレベーター内には、配線の都合で旧来の同軸ケーブルを用いたアナログカメラシステムが多く採用されています。また、防犯以外の用途も増加傾向にあります。例えば設備管理や運用に用いるパソコン画面を記録して、トラブル発生時の原因確認、食品工場におけるトレーサビリティの確保など、より柔軟な対応が求められています。
今回発売したN-V5050P1、およびN-V5020-1は、TOA製のAHDカメラやCVカメラの映像信号を、ネットワークカメラシステム用の信号に変換できます。AHDカメラと組み合わせた時はフルHDの高画質映像が伝送可能となります。これまでAHDやNTSCのカメラシステムでなければ対応できなかった箇所でも、高画質な映像をネットワークレコーダーで録画できるようになります。また、N-V5020-1は、パソコン等映像端末からのHDMI信号もネットワークカメラシステム用の信号に変換可能です。サイネージによる作業者への指示やパソコンを使った業務の過程を映像として保存するなど、防犯以外にも、幅広い用途に役立ちます。
AHDカメラやNTSCカメラの映像信号をネットワークカメラシステム用の信号に変換できます。AHDカメラと組み合わせた場合は、フルHDの高画質映像を伝送できます。また、N-V5050P1は、カメラドライブユニットを内蔵しており、TOA製のAHDカメラやCVカメラと同軸ケーブル1本で接続し、映像伝送と電源供給を行えます。既設CVカメラシステムをネットワークカメラシステムへリプレイスする際や、配線の都合でネットワークカメラの導入が困難な箇所の録画を高画質化する際に役立ちます。
N-V5020-1では、作業用パソコンやサイネージのHDMI映像信号をネットワークカメラシステム上に取り込むことができます。これにより、監視カメラの映像との同時分割表示や同期録画ができるので、作業現場のモニタリングやトラブル発生時の原因追跡、トレーサビリティの確保、作業効率化を目的とした振り返りなど、防犯用途以外にも役立ちます。
商品名 | 品番 | 価格 | 備考 | 商品資料 | |
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1局多機能ドライブユニット | N-V5050P1 | オープン | 映像入力:AHD2.0、NTSC 音声入力:1系統 映像出力:H.265、H.264、JPEG カメラへの電源供給機能搭載(定電圧重畳伝送方式) SDカードスロット搭載(※2) 寸法:210(W)×50.8(H)×296.7(D)mm |
仕様図 | 商品画像 |
1局マルチビデオエンコーダー | N-V5020-1 | オープン | 映像入力:HDMI、AHD2.0、NTSC 音声入力:1系統 映像出力:H.265、H.264、JPEG SDカードスロット搭載(※2) 寸法: 104(W)×45.1(H)×166.5(D)mm |
仕様図 | 商品画像 |
N-V5050P1やN-V5020-1を用いることで、AHD / NTSCカメラシステムでもディープラーニング技術を活用した画像認識機能「通過人数カウント」、および「滞在人数カウント」が使用できます。例えば、「通過人数カウント」で立ち入り禁止区域に人が侵入したことを検知して録画を開始することや、「滞在人数カウント」であらかじめ設定したエリア内の人の数が一定に達した際に他の機器と連動してスタッフへの通知を行うことも可能です。また、放送設備による自動アナウンスや赤色灯を用いた警告、スマートフォンへの通知など、検知をきっかけにして他の機器を連動させることも可能です。なお、これら画像認識機能の使用には、別途専用サーバーやライセンス費用を必要としません。