2020年 4 月 2 日
商品
TOA株式会社(本社:神戸市、社長:竹内一弘)は、必要収納スペースの半減化と業界No.1の大規模システムへの対応を実現した、ラック型非常用放送設備「FS-2500」シリーズのラインアップを拡充。2020年3月31日に、集中非常用リモコン、パワーアンプフレーム、デジタルパワーアンプモジュールなど、全7機種を発売いたしました。
ビルや商業施設など人が集まる建物には、消防法施行令により、その規模に応じた火災時の避難誘導をするための非常用放送設備の設置が義務付けられています。また昨今は、都市部の再開発による大規模で複雑な物件、増築や老朽化による設備更新の需要が高まっています。
今回発売した商品は、2018年11月に発売した「FS-2500」シリーズに用いる、集中非常用リモコンパネル、パワーアンプフレーム、デジタルパワーアンプモジュールなど、全7機種。これにより、最大10棟の非常用放送設備を集中遠隔操作することができ、多棟にまたがる大型設備の放送を効率よく管理・運用できます。また、ユニットの大幅なサイズダウンが実現したことで、システム全体で必要な収納スペースが大幅に縮小され、限られた防災センター内のスペースを有効に活用できるようになりました。同時に、ソフトウェアのバージョンアップも実施。点検機能が充実したことに加え、高音質な業務放送が可能になるイコライザー機能も追加され、通常時の業務放送設備としても快適にご利用いただけます。
商品名 | 品番 | 価格 | 備考 | 商品資料 | ||
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集中非常用リモコンパネル | FS-2500RX | オープン | 非常用増設操作パネル(FS-2510EP/2520EP)接続 ・単独使用時:最大640回線、500スイッチ(1棟) ・相互接続時:最大10棟、1000局 寸法:482(W)×88.4(H)×244.4(D)㎜ EIA規格3Uサイズ |
商品カタログ | 仕様図 | 商品画像 |
パワーアンプフレーム | FS-2500DF | オープン | デジタルパワーアンプモジュール搭載台数:最大4台 定格出量:960W(FS-024DA×4台並列運転時) 寸法:482(W)×88.4(H)×388.4(D)㎜ EIA規格3Uサイズ |
商品カタログ | 仕様図 | 商品画像 |
デジタルパワーアンプモジュール 60W | FS-006DA | オープン | パワーアンプフレームに搭載して使用 | 商品カタログ | 仕様図 | 商品画像 |
デジタルパワーアンプモジュール 120W | FS-012DA | オープン | 同上 | 商品カタログ | 仕様図 | 商品画像 |
デジタルパワーアンプモジュール 240W | FS-024DA | オープン | 同上 | 商品カタログ | 仕様図 | 商品画像 |
非常用電源パネル | FS-2500DS | オープン | パワーアンプフレーム接続台数:最大2台 蓄電池搭載台数:最大2個 寸法:482(W)×88.4(H)×359.8(D)㎜ EIA規格2Uサイズ |
商品カタログ | 仕様図 | 商品画像 |
電源分配パネル | FS-2500PD | オープン | ACコンセント:非連動3P 8個 非常・業務兼用 寸法:482(W)×88.4(H)×298(D)㎜ EIA規格1Uサイズ |
商品カタログ | 仕様図 | 商品画像 |
医療施設、商業施設、オフィスビルなどの防火対象物全般、および工場、大学などの多棟構成の施設。
1)集中非常用リモコンで、最大10棟の非常用放送設備を集中遠隔操作
大学や病院など、複数の棟を持つ施設では、それぞれの棟に非常用放送設備を設置する必要があります。集中非常用リモコンを用いることで、それらを防災センターなどから集中遠隔操作することができます。「FS-2500」シリーズでは、業界最多となる最大10台の非常用放送設備を集中管理できます。
2)並列運転対応アンプモジュールの採用により、柔軟なシステム構築を実現
アンプはモジュール方式を採用。1つのフレーム内で4モジュールまで搭載できます。モジュールは60W/120W/240Wの3機種をラインアップ。1ch単位での使用や、モジュール間をパラレル接続にしての並列運転使用(最大960W)など、フレーム内で自由に組み合わせることが可能です。
3)快適な運用に役立つ新機能が追加
バージョンアップにより、さまざまな機能を拡充しました。アンプ系統ごとに、業務放送時に利用できるイコライザー機能を搭載。設定時にスピーカー品番を選択(注)するだけで高音質なアナウンスが可能になります。また、点検作業時に便利な機能も追加。音源入力の搭載し、任意音源での点検放送ができる他、タイマー移行残時間表示等がLCD画面で確認できるようになりました。