2019年 6 月13日
その他
TOA株式会社(本社:神戸市、社長:竹内一弘)は、神戸市立須磨海浜水族園と特定非営利活動法人アイ・コラボレーション神戸と連携し、スマートフォン等を利用した目の不自由な方向けの案内コンテンツを配信する実証実験を実施します。
須磨海浜水族園が目の不自由な方へのヒアリングを行った結果、「手洗い場がどこにあるのか?」、「個室は入って右側なのか?左側なのか?」等、公共のトイレは困りごとが非常に多いことが判明しました。そこで、今回の実証実験では、特定非営利活動法人神戸ライトハウス(理事長:太田勝美)所属の、目の不自由な方々にご協力いただき、スマホとWEBアプリケーション、さらにArUcoマーカーを活用した、トイレ内の案内について検証を行います。
ArUcoマーカーとはQRコードに似た機能を持つマーカーで、大きな違いは手元から離れた位置にあっても認識できることと、認識された方向を識別できることです。TOAはこの特徴を生かし、スマホのカメラを通してWEBアプリケーション上でArUcoマーカーを認識させることで、進行方向に合った案内情報を聞くことができる技術を開発。本技術をアイ・コラボレーション神戸に提供しています。
TOAはこの実証実験を通して、目の不自由な方の声を聞くことで得られる新たな気づきを、今後の製品やソリューション提案に結びつけたいと考えています。
■場所・施設に関して
神戸市立須磨海浜水族園(園長:吉田裕之)
担当:片山豊心 TEL:078-731-7301/5020 FAX:078-733-6333
■システムに関して
特定非営利活動法人アイ・コラボレーション神戸(理事長:板垣宏明)
担当:北山ともこ TEL:078-302-9811 / FAX:078-302-9811