2016年11月25日
その他
TOA株式会社(本社:神戸市、会長兼社長:井谷憲次)は、トライやる・ウィーク(注1)の受入企画として、中学生とプロの音楽家の共同創作にコンサート「音楽室ルネサンス」を開催いたします。生徒の受入期間は2016年11月28日から12月2日、コンサート本番は12月2日(金)18:30より開演いたします。
TOAは、企業メセナ活動の一環として、1998年のトライやる・ウィーク初年度より、神戸市立義務教育学校 港島学園の生徒を受け入れ、プロの音楽家と中学生による音楽創作活動を行っています。今年は、フルート奏者の江戸聖一郎氏、打楽器奏者の安永早絵子氏をゲストに迎え、音楽作品を創作します。
プロの音楽家による導きが、生徒の豊かな表現力を開花させていく5日間。
最終日のコンサートにご来場のうえ、ぜひ生徒たちの取り組みの成果をご覧ください。
※コンサートの詳細は、こちらをご覧ください。
島っ子コンサートの詳細(PDF:2.8MB)
エピスリー
フルート奏者の江戸聖一郎氏と、打楽器奏者の安永早絵子氏によって結成されたデュオ・ユニット。ともにザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団のメンバーとして演奏する中で、お互いの幅広い音楽活動やユニークな音楽性に共感し活動を開始する。ユニット名の「エピスリー」はフランス語で「食料品店」を意味し、さまざまな美味しい音楽を提供するユニットでありたいと願って名付けられた。また2人はカレーをこよなく愛するカレー好きであるが、Épicerieという言葉が古くは「スパイス屋」を意味する言葉であったことも、もう一つの由来となっている。
江戸聖一郎(えど・せいいちろう)/フルート奏者
ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団フルート奏者。オーケストラ・プレイヤーとしての信頼は厚く、関西を中心に他楽団へも数多く客演している。
兵庫県出身。
京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科博士(後期)課程を修了し、フランソワ・ドゥヴィエンヌに関する研究で博士号を取得。大学卒業後に渡仏し、フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽学校(Ecole Nationale de Musique d'Aulnay-sous-bois)において、パトリック・ガロワ氏に師事する。同校を審査員満場一致の一等賞を得て卒業。これまでに、フルートを赤穂由美子、待永望、大嶋義実、瀬尾和紀、パトリック・ガロワの各氏に、リコーダーを秋山滋氏に師事。
タンスマン国際コンクールファイナリスト(ポーランド)、ピカルディー音楽コンクール(フランス)1等賞、ル・パルナス・フルートコンクール第1位(パリ)、UFAM国際音楽コンクール1等賞(パリ)など、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめる。
安永早絵子(やすなが・さえこ)/即興演奏家・パーカッショニスト
ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 ティンパニ・打楽器奏者。
兵庫県出身。
作編曲活動にも取り組み、打楽器のみならず、楽器以外の身近な日用品などを駆使した作品など、多数発表。神戸サンテレビ放送の音楽番組『花音』では、「兵庫ならではのさまざまな情景音をベースにして音楽に仕立てる」というテーマで、音楽製作・演奏を担当。打楽器音楽の可能性を探求中の日々である。
幼少の頃よりピアノ・作曲を学び、兵庫県立神戸高校にて打楽器と出会い、大阪音楽大学打楽器専攻に進学。卒業後はオーケストラ・吹奏楽・アンサンブルなどで演奏活動する一方、自身の企画・考案・演奏によるワークショップやコンサートを数多く行う。その活動は、2011年秋、eo光チャンネルのドキュメンタリー番組「熱き人」で取り上げられた。
芸術文化(アート)が多様な価値を創造し、感性を豊かにする存在であるとの認識のもと、芸術文化の促進やアーティストの活動を支援するとともに、これら芸術文化の力をもって子どもたちの健全育成、想像力や創造性の向上、感性の育みを図り、多様な社会の創出に寄与することを目的に、2004年4月に活動を開始、2008年にNPO法人化。TOAや日本写真印刷株式会社など企業のメセナ活動のプログラムの企画・運営も行う。