2015年11月26日
その他
TOA株式会社(本社:神戸市、会長兼社長:井谷憲次)は、トライやる・ウィーク(注1)の受入企画として、中学生とプロの音楽家の共同創作にコンサート「マジック タンバリン」を開催いたします。生徒の受入期間は2015年11月30日から12月4日、コンサート本番は12月4日(金)18:30より開演いたします。
TOAは、企業メセナ活動の一環として、1998年のトライやる・ウィーク初年度より、神戸市立港島中学校の生徒を受け入れ、プロの音楽家と中学生による音楽創作活動を行っています。今年は、タンバリン奏者の田島隆氏、アコーディオン奏者の鈴木みかこ氏をゲストに迎え、世界各地のタンバリンと、アコーディオン、吹奏楽器によるオリジナルの音楽作品を創作します。
プロの音楽家による導きが、生徒の豊かな表現力を開花させていく5日間。
最終日のコンサートにご来場のうえ、ぜひ生徒たちの取り組みの成果をご覧ください。
※コンサートの詳細は、こちらをご覧ください。
島っ子コンサートの詳細(PDF:2.5MB)
※昨年度のトライやる・ウィーク活動風景をはじめ、 当社の企業メセナ活動については
TOAホームページ内 「TOA Meet! Music! Concept」をご覧ください。
田島 隆(たじま・たかし)/タンバリン奏者
世界各国のタンバリンやフレームドラムを演奏する日本で唯一のタンバリン専門の演奏家。
幼少期より鍵盤楽器をはじめ管・弦・打そのほとんどの楽器を習得し、作曲も行う。また早くから自作楽器の製作も続け、15歳より自身のバンドにて独自のシステムでのライブを展開。20歳よりギタリスト、ドラマーとして演奏や音楽制作など多方面で活動するが、タンバリンに特化した音楽活動へとシフトする。これまでの経験を活かし、独自の奏法や数々のオリジナルタンバリンを製作するなど、タンバリンを使い 今までに無い方法論で音楽を表現する。その活動が認められ、毎年世界のトッププレイヤーがドイツへ集まり行われるフレームドラムフェスティバル「タンブリ・ムンディ」へ招待される。2015年より「タンバリン教」という新たなコンセプトを打ち出し、演奏•レクチャー•クイズ•儀式•撮影会など盛り沢山な内容を物語仕立てで120分ノンストップでお送りするスペシャル・エンターテインメント・ショーを東京を皮切りに名古屋、大阪など各地で開催し、そのユニークな発想でオーディエンスを獲得している。
鈴木みかこ(すずき・みかこ)/アコーディオン奏者
大阪出身、大阪在住。
幼少期より母にピアノを教わる。7歳から始めたクラシックバレエをきっかけにその後モダンバレエ、ジャズダンス、シアターダンス、ストリートダンス、コンテンポラリーダンス等様々なジャンルを経て独自のムーヴメントを生み出す。17歳でアコーディオンに出会いまた音楽との関わりが深まる。同時期より演劇やミュージカルにも興味を持ち、歌や芝居を学んで更に表現の幅を広げる。
2010年より本格的に活動を開始。現在関西を中心にダンサー、クロマティックアコーディオン奏者、時には役者としても舞台に立つ自由な表現スタイルを展開中。
2012年よりTOA Music Workshop「ANIMAL CONCERTO」のメンバー、「神戸布引音楽祭2014」「RICエコアートカプセル(2010〜2015)」出演、その他出演多数。
芸術文化(アート)が多様な価値を創造し、感性を豊かにする存在であるとの認識のもと、芸術文化の促進やアーティストの活動を支援するとともに、これら芸術文化の力をもって子どもたちの健全育成、想像力や創造性の向上、感性の育みを図り、多様な社会の創出に寄与することを目的に、2004年4月に活動を開始、2008年にNPO法人化。TOAや日本写真印刷株式会社など企業のメセナ活動のプログラムの企画・運営も行う。
注1:トライやる・ウイークとは?
阪神・淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件を機に、1998年より始められた兵庫県が行う全県的な教育行事。全公立中学校2年生が対象で、期間中生徒は学校に登校せず、近隣の企業や施設で社会体験を行う。生徒にどのような体験をさせるかは、受け入れ側に一任されている。
注2:島っ子
中学校所在地の「神戸市中央区港島中町」は、ポートアイランドと呼ばれる人工島に位置している。 島内では、生徒・児童は自らを「島っ子」と称している。