サウンドスケープデザインの知見を活用
「御堂筋チャレンジ2026」にてエリア価値向上に向けた実証実験を実施

2026年10月30日

会社

TOA株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:谷口方啓)は、大阪市、国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所、御堂筋沿線エリアマネジメント団体(4団体)が連携し、2026年11月6日から8日までの3日間、大阪市都市部のメインストリート・御堂筋で開催する「御堂筋チャレンジ2026」において、音環境づくりによる賑わい創出・体験価値向上に向けた検証を行います。

御堂筋チャレンジとは、「人々が憩い、幸せを感じられる世界一豊かなストリート」の実現をめざし、御堂筋を舞台に地域・企業・行政・大学が一体となって取り組むプロジェクトです。音楽やアート、スポーツ、食、学びなど多彩なコンテンツを通じて、御堂筋の新たな魅力や楽しみ方を発信します。

TOAは、同イベントのプログラムとして11月7日・8日に実施される「船場・御堂筋ドッグフェス」の会場内のGX紹介ブースにおいて、街の雰囲気や時間帯に合わせた音環境(サウンドスケープ)を構築します。当日は、大阪・関西万博で採用された特型屋外IPスピーカーを活用するほか、ネットワークカメラのAI機能を使った人数カウント、音の有無による人の流れや滞留の変化を検証します。

背景

御堂筋は、歴史と先進性が融合する大阪中心部のメインストリートです。地域・企業・行政が連携し、車中心から人中心のストリートへの転換に向けた取り組みが進められています。御堂筋チャレンジでは、御堂筋の北から南まで、市民や地域のみなさん、沿道企業、各種団体、行政などが一体となり、各エリアの特色を生かした多彩なプログラムが実施されます。

TOAは大阪・関西万博の音環境づくりに参画し、音が人の行動や心に残る体験、空間の魅力に与える影響について知見を得てきました。こうした知見を活かし、平常時は心地よい音環境で滞在価値を高め、災害時は確実な情報伝達で安全を確保するソリューションを、エリアマネジメント団体や自治体に提案しています。
2026年10月24日(土)・25日(日)には、大阪市中央区の淡路町通で開催された「船場シェアドストリート2026社会実験」(主催:船場まちづくり検討会、大阪市建設局)において音環境の構築を行い、都市空間における日常の賑わい創出に協力。この取り組みがご好評いただき、今回の御堂筋チャレンジでも検証実施の機会をいただけることとなりました。

今回の社会実験においても、日常のにぎわい創出に向けて、都市空間における音環境の価値を検証します。

実証実験の概要

実施日

2026年11月7日(土)10時30分~17時
2026年11月8日(日)10時30分~17時

場所

船場・御堂筋ドッグフェス会場内のGX紹介ブース
大阪府大阪市中央区本町4丁目1−13地先道路(御堂ビル前)

連携イベント

御堂筋チャレンジ2026

使用製品

・屋外IPスピーカー
・ネットワークカメラシステム「TRIFORA 6シリーズ」

関連リンク

御堂筋チャレンジ2026

手法

1.万博で使用した屋外IPスピーカーによる音環境の構築

大阪・関西万博で実際に使用した屋外IPスピーカーを、植栽の中などに目立たないよう設置します。午前・昼・午後・夕方の時間帯に合わせて音の構成を変え、会話を妨げず、車両の接近音やスタッフの案内を覆い隠さない配置・音量で、街路空間にふさわしい音環境を構築します。音環境が、来場者の居心地や街の印象の変化につながるかを検証します。

2.万博で使用したチャイムとアナウンスクリエイター(音声合成)による案内

大阪・関西万博で使用したチャイムと、音声合成で案内を作成できるアナウンスクリエイターを活用し、会場での案内放送を行います。音環境と調和した案内が、屋外の街路空間でわかりやすい情報伝達の手段として活用できるかを確認します。

3.ネットワークカメラ「TRIFORA 6シリーズ」のAI機能によるデータ検証

照明柱に仮設したネットワークカメラのAI機能で、エリア内の人数や滞留人数をカウントします。同じ場所・同じ時間帯で音を流す時間と止める時間を交互に設け、条件をそろえて比較することで、音環境が人の流れや立ち止まりにどう影響するかを検証します。あわせて、来場者や関係者へのアンケートで、街路空間における音の印象を評価します。
検証結果はレポートにまとめ、イベント主催者と共有します。

今後の展開

TOAは今回の取り組みを、御堂筋の音環境づくりに向けた実証機会と位置づけています。検証で得られた知見をもとに、エリア内の他街区への展開や、季節・イベントに応じた音環境、防災・案内放送との共存などについて、主催者とともに検討を進めます。

今後もエリアマネジメント団体や自治体と連携し、「魅力あるまちづくり」と「災害に強いまちづくり」の実現に貢献することで、TOAの企業目的である笑顔あふれる社会づくりを目指します。

参考情報

・IPオーディオシリーズ

ネットワーク上のさまざまなIoT機器と連携した自動放送を行うことができる放送システムです。2020年発売以来、ラインアップを拡大。ネットワークに直接接続するだけで簡単にシステムを構築できるため、建設工事や土木工事の現場、工場などの屋外作業現場での採用実績が増加しています。

IPオーディオシリーズ 特設サイト:https://www.toa-products.com/solution/product/ip-audio

・ネットワークカメラシステム「TRIFORA(トリフォラ) 6シリーズ」 カメラ

「信頼性」「拡張性」「高画質」をコンセプトとして、防犯だけでなく多彩な用途に対応。高層ビル、金融機関、学校、鉄道駅、ショッピングモール、河川などで活躍し、安全・安心の確保に貢献しています。
2025年6月に発売した最新モデル「6シリーズ」では、世界初の革新的なキッティングや最先端のAIに対応。IoT製品共通の最低限の脅威に対応するための基準である、JC-STAR(セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度)において、 適合ラベル★1を取得しています。

TRIFORA特設サイト:https://www.toa-products.com/trifora/

・TOA大阪・関西万博特設サイト コンセプト

TOAが参画した、大阪・関西万博の音環境づくりの取り組みを紹介するコンテンツです。

TRIFORA特設サイト:https://www.toa-products.com/future-city/concept/