地域社会との共生 -自社企画-

「聴く力」を育み、減災・防災に貢献

TOA音の防災シアター「カンカン塔の見はり番」 2016年~

「聴く力」を育み、減災・防災に貢献

社会には危険を報せる音がたくさんあります。火災や津波の警報、自動車のクラクション、雷や豪雨の音…。もし聞きなれない音が聞こえて来た時、大切なのは「何の音?」と耳を澄ませて、「自分の身を守るにはどうする?」と考えて行動すること。その大切さを伝えるために、「危険を報せる音」をテーマとした完全オリジナル作品「カンカン塔の見はり番」を創作。全国各地の保育園や小学校、地域の防災施設などで人形劇の公演を行っています。

○ 特設サイト
https://www.toa.co.jp/sustainability/kkt/

参加者へのアンケートから

  • 「怖がらす」ことで教えるのではなく、楽しみながら教える内容になっているので、安心して子供とみることができてよかったです。ところどころ参加型になっていて、小さい子供たちも飽きずに最後まで見ることができていました。(参加児童 保護者)
  • (総合学習の一環として観劇したが)低学年への防災教育として良い活動だと思う。(教諭)
  • ベルくんはおっちょこちょいだけど頑張っていました。お父さんも頑張っていました。これから、約束を守っていこうと思いました。絶対またきてください。(小学2年生)
「カンカン塔の見はり番」予告映像(1分46秒)

教育学術支援活動 子どもたちと音楽の出会いをサポート
TOA Meet! Music! Concept

TOA Meet! Music! Concept ロゴ

子どもたちの成長の過程には、それぞれの世代に、それぞれのカタチで音楽との出会いがあります。TOAでは、子どもたちの成長にあわせた様々な音楽プログラムを展開しています。

小中学生を対象とした「TOA Music Workshop」では音楽との最初の出会い、仲間とともに音楽に参加する喜びや楽しさを。中学生を対象にした「トライやる・ウィークシリーズ」では、作品を創作し発表するという、音楽を創る喜びを。また、「KOBE YOUTH JAZZ ORCHESTRA」の支援を通して、神戸市近郊在住の中高校生に、音楽による活躍の場を提供しています。

音楽と接することで、子どもたちに自身の音楽性や表現力を再認識してもらいたい。そして、今まで知らなかった「新しい自分」に出会ってもらいたい。そのためにできることを、私たちは続けていきたいと思います。TOAが伝えたいのは、子どもたちの可能性。これまでも、これからも、TOAは音楽との素晴らしい出会いをサポートしていきます。

詳しくは

TOA Music Workshop 2005年〜

TOA Music Workshop

小中学生を対象にした、音楽を主とした体験型のプログラムTOA Music Workshop。仲間とともに音楽を自由に聴き、感じ、体で表現する体験を通じ、子どもたちの感性を刺激し、創造力や表現力への扉を開く。体験を通して子どもたちが出会うのは、それまで気付かなかった「新しい自分」です。児童は、総合学習の時間などの授業の一環として、学年単位でプログラムに参加。参加校は、毎年公募により決定しています。

 

TOA Music Workshop banner

参加した子どもの感想

  • 最初、体育館にはいったとき、不思議な音が聞こえたので、とってもわくわくしました。踊りを踊ったときは、もう、心の中にリズムの花が咲いたみたいでした。
  • こころがうきうきしたり、リラックスできるような美しい音色でした。寝転び、目を閉じると心に音楽がしみわたり、体にじぃんと響いてきました。新しい音楽の魅力がすごく感じられた一日でした。
  • 毎日の生活がいろいろな音で構成されていることに気付いた。
  • 自分の耳に流れて来る音だけで自分で想像していたら、あたかも目の前に楽器があるように見えてきたので不思議でした。それに演奏している人の表情など見なくても、心から「音楽」というものを楽しんでいると思いが伝わってきました。ちょっとだけ楽しみ方がちがうだけで「音楽」という文字通り音を楽しむという事でつながっているという感じ方に変わりました。
TOA Music Workshop 2011映像(5分3秒)

トライやる・ウィークシリーズ 1998年〜

トライやる・ウィーク

兵庫県教育委員会が進める『トライやる・ウィーク』。県内の全公立中学校2年生を対象に、近隣の施設や企業で一週間の社会体験を行う全県的な取り組みです。TOAでは毎年、神戸市立港島中学校の生徒を受け入れ、プロ音楽家と中学生の共同作業による音楽作品の創作活動を実施。その成果は、活動最終日にジーベックホールでのコンサートとして発表されています。コンサートには、学校関係者や卒業生をはじめ、多数の地域住民の方にご来場いただき、地域と企業の交流の場として親しまれています。

参加者へのアンケートから

出演者(中学2年生)

  • 5日間という短い期間で「どうしたらお客さんに楽しんでもらえるのか、喜んでもらえるのか」ということを大切にコンサートづくりを行いました。大変でしたが、本番終了後の達成感は今まで感じたことがないくらい大きく、やってよかったと思いました。
  • コンサートは演奏者以外にも、照明さん、音声さん、舞台さん、とたくさんの人で作られていることを知り、目に見えない所で仕事をしている人がたくさんいたことにすごく驚きました。
  • 普段する機会の少ない即興演奏や身近にある、お鍋、フライパンなどを使っての演奏など貴重な体験をすることができました。音楽の新たな楽しさやおもしろさを知ることができました。
  • 今回のトライやる・ウィークを通して、自分の将来について考えることができました。私は将来、音楽に関わる仕事に就きたいです。そのために、今回学んだことを忘れずに、活かしていきたいです。

コンサート来場者

  • とても感動のコンサートでした。音楽の楽しさがとても伝わりました。5日間でここまで仕上げたのはすごい!
  • とても楽しかったです。音楽は「音を楽しむ」なんだなと改めて思いました。
  • いろんな「ルネサンス」がとても面白かったです!
  • 手作り感がいっぱいで楽しませていただきました。
  • 楽器を体の一部のようにして、全身で楽しんでいることが伝わってきて、感動しました。
TOA トライやるウィーク 2016映像(5分29秒)

KOBE YOUTH JAZZ ORCHESTRA 2017年〜

「JAZZの街・神戸で、中高校生に音楽での活躍の場を提供したい」。そんな思いから始まったジャズオーケストラ「KOBE YOUTH JAZZ ORCHESTRA」にTOAは協賛しています。オーディションによって選ばれたメンバーは、プロミュージシャンやジャズを演奏している大学生の指導のもと技術を磨き、神戸市内を中心としたイベントに参加。人々にJAZZの魅力や音楽の楽しさを伝えています。

KOBE YOUTH JAZZ ORCHESTRA

XEBEC(ジーベック)ホール

XEBEC(ジーベック)

1989年、TOAグループの音の情報発信基地として誕生したジーベックホール。広く社会に情報を発信し、そしてそのフィードバックを受信することでこれからの音のあり方を探求する。それが設立の原点でした。
収容人員300名、TOAの最新の音響機器と多彩な照明や映像設備などを備え、多彩なジャンルの公演や創作活動に利用できる多目的スペースとして、現在ではTOAのメセナ活動の拠点として、またお客さまへの商品のデモンストレーションや、商品開発の実験場として幅広く活用されています。

XEBEC(ジーベック)ホール

「社会の安全・安心」に貢献できる人材を産学連携で育成

関西国際大学が2016年から開講中の企業協力講座「防災入門」に、当社は初年度より講師を派遣しています。講座では減災・防災における音の重要性についての講義を行うなど、自社資源を活かして学生防災士の育成に取り組んでいます。2018年には、地震・火山災害が多発するインドネシアで、災害時の危機管理に関する知識を深めることを目的に実施された「グローバルスタディ」にも協力しました。世界各国で災害時の危機管理の必要性が高まる中、対策に貢献できる人材を育成するため、産学連携の取り組みを強化していきます。